めっぽうよいです

最近の私の読書環境は文庫でしか本を買わないようにしています。なので気になる本の文庫化は非常に嬉しいのです。今日は小路幸也さんの「高く遠く空へ歌ううた　pulp-town fiction」を持って通勤。ああ、これはよいです。
デビュー作の「空を見上げる古い歌を口ずさむ　pulp-town fiction」は図書館で借りて読んだのですが、悪くはないけど不思議な読後感が残るなぁとそんなおぼろげな感想でした。その後「東京バンドワゴン」とか買いつつ少しずつ読み進めていき、今回文庫化された（実際は2作目になる）「高く遠く空へ歌ううた　pulp-town fiction」ですが、1作目より読み始めから心をぐっと掴まれています。

高く遠く空へ歌ううた (講談社文庫)

美味しいデザートを少しずつ食べたいように、読み終わらないようにちょっとずつ読むって感じ。気をつけないと一気に読み終わってしまうから。好きな文章をちびちびと味わってます。楽しいな。