食堂かたつむり再び

以前読んだ時には(あんまり好きじゃないなぁ…)と思った「食堂かたつむり」ですが、さっき読み返したらじわじわと感動がこみあげてきました。以前読んだ時とのギャップに自分でビックリして、この感覚を残しておきたいと夜中にPCを立ち上げている次第です。
恋人がコツコツと貯めた全財産と共に急に姿を消してしまい、自ら飛び出した実家に戻ってきた倫子。だらしない母親との確執。そして真実。かたくなにこわばった倫子の心にパワーを注ぎ込む命。食とは命であり、力なんだなと。私達はその命を分けてもらって生きているのだなと、頭の中では分かっていてもついつい忘れていたことを、思い出させてくれました。
忘れない限り食事のたびに「ご飯、ありがとう」と思おう。

食堂かたつむり

食堂かたつむり