「パンク侍斬られて候」
2009年初観劇はこれでした。本多劇場千秋楽。大阪公演があるので下に隠します。
初演の中之島演劇祭も観ていますが、原作を読んだ時にどうやって舞台化するんだろうって思っていたのがばきっと見せられたので大興奮だったのを覚えています。
今回は再演だったし、上演時間も2時間45分と濃厚になっていました。
いやー、今回も面白かった。このお芝居は好き嫌いがあると思うんだけど私は無条件に好きだな。
この話を原作者の町田さんは「40キロの制限速度の道路を、全員が40キロ以上で走っている話」と例えたそうですが、この世は全て不条理。腹ふり党とか話す猿とか荒唐無稽なんだけど、この不条理さをよく表している気がします。
掛十之進と真鍋五千郎の対決とか、具体化するのが難しいものは映像になるんだけど、そのバカバカしさったらどうしようもなくて大笑いしてしまいました。
相変わらず山内さんはカッコいい!もうー!途中からコンタクトをメガネに変えたくらい(笑)。めったに買わないパンフレットによると殺陣は腹筋さんだそうだ!おお!
そして転球さんは声ががっさがさで、山内さんに劇中に突っ込まれてました。愛だ、愛(いやそうか?)
茶山半郎役の大谷亮介さん、よかったなー。なんか口調とかすごくよかった。
初演では転球さんが演じていた長岡主馬は中山祐一朗さんだったんだけど、中山さんらしい主馬でかわいらしかったです。
そして小島聖さん、かっこいいなー。女でも惚れます。
楽しくてすかっとした。それが一番。