東京セレソンデラックス「笑う巨塔」

セレソンが解散してしまうよ、大千秋楽は名古屋だよ、これは行くしかないでしょう!と観てきました。
初めてセレソンを観たのは2005年でした。NACSが好きでシゲがセレソンを絶賛していたのがとっかかり。それからどーんとはまって東京まで観に行ったのが「ピエロ」でした。
初めて観るあの世界に泣いて笑って動悸が激しくなりながら友達と中野の駅までの道を帰ったのを覚えてます。
会場が大きくなって大阪公演があって、名古屋まで公演がくるようになって、劇団メンバーがごそっと減ったりしたりしながら、それでも細々と切れずになんとか観てきたのは、やっぱりベタだけどあの泣ける笑える世界が好きだったからです。
今回の「笑う巨塔」が病院が舞台。
過労で倒れた代議士の秘書たち、昔ながらの職人の親方さんの入院、お局様の看護師長、いろんな人が勘違いしながらどたばたと話が進んで最後は大円団を迎えるいつもの展開。
キャストさんが多くてもっともっとこじんまりしててもいいかなーって思った部分もありましたが、一緒に行った母親はものすごく面白かった!(初セレソン)と楽しかったようです。よかった!
そしてカーテンコールの挨拶。
もうねー、泣けて泣けて仕方なかった。2006年の「流れ星」の劇団メンバーが大好きで、振り返ってはいけないとよくよく分かってはいるものの、あの頃のことを思い出してそれで泣いていたと思います。
越村さんの「みんないなくなってしまって…」と泣きながら話す間に聞こえたこの言葉(私の聞き間違いかもしれないけど)にどかーんと泣いてしまいました。
セレソンにもらった楽しいことにありがとうございます。変わらないものはないけど、心には残ります。
出会えてよかったです。