ノケモノノケモノ


観てきました。
前回の「振子とチーズケーキ」を見逃してしまったので、久しぶりのKKP。そして出演者に琢ちゃん!
自分を語るのに組織や持ち物や他人でしか語れない男が、引き込まれる不思議な世界。ありとあらゆる生き物の設計図と創造主。
そして男を案内する設計図のない男。
ああ「うるう」の時も賢太郎さんの演じる人は、おかしさの中に切なさがあって、その切なさが愛しい。
今もどこかでイルマさんは自分の設計図を探しているんじゃないのかなと思ってしまいます。
NACSから演劇の世界を見せてもらった私としては、勝手に胸熱になる組わせで大満足でした。
帰り道、まんまるになった月を見ているうちに、日々のいろいろな心をざわめかしている物事がすうっと消えていく気がしました。
好きなものに会えることって本当に幸せだなと思う夜でした。