ARIGATO

昨日の記憶と記録のために。

6月2日。いよいよこの日が来てしまったというのに、なぜか東京へ行くときはちょっとわくわくした気持ちになっていたのだけど、始まると2曲目から涙が止まらなかった。
さくらちゃんと東京駅で待ち合わせ、おいしいランチを食べたあとに両国へ。はためくのぼりを見てものすごく嬉しかった。
19時10分ぐらい、源ちゃんを先頭に卓史くんたちが1列に両肩に手を置いて電車ごっこのように繋がって登場。「進化」から始まったライブでした。
土俵の上に作られたステージの上に丸くセッティングされて、お互いの顔が見えるような配置。嬉しいことに途中で3回回転することで、全員がすべての方向から見ることができるようになっているのです。愛を感じます。
やはりSAKEROCKのベースは馨くんなんだよなぁ。馨くんじゃなくちゃだめなんだ。
久しぶりに聴く5人のSAKEROCKの音楽。新譜もそれ以外もほどよく混ざり合ってました。「選手」重くてかっこよい。「七拍酒」なんてもうどうしたらいいのか分からないくらい。
なのに、MCはなんであんなにゆるゆるなのってくらいゆるかったのはいつものことで愛しい。
まずはメンバー紹介を源ちゃんからふられる大地くんの感想が「俺のバンドみたい」。確かに(笑)。最初に自分で「ドラムの伊藤大地です」って言っちゃったので4人紹介した後に締めようとして源ちゃんにさえぎられてた。
そして馨くんの夢の話。国技館にほとんどお客さんがいなくて、演奏が始まってから照明を手直しする源ちゃん。いつの間にか馨くん以外が全員全裸で、「馨くんも脱ぐよね」って無言の圧力。そして大地くんの大地が立っているという。
中継ってことをすっかり忘れて世界に配信されてしまった夢の話。「ドラムだとシンバルでいい具合に隠れるよね」と大地くんは「なんかさー言ったもん勝ちって感じじゃん」…いいのだろうか。まあいいか(笑)。
国技館のトイレには「力士禁止」の張り紙があることや、歴代の優勝力士のほとんどが白鳳なので天井周りに飾られている優勝者の額が白鳳ミュージアムになっていること。「時間気にしなくていいよ」と言った後に(本当はそんなわけにはいかない)「どうする(肩にかつがれるポーズしながら)、力士の人にどすこいって連れてかれたら…」と言って「そういうときもどすこいって言うんだ」と言われて、実は源ちゃんの力士の知識がほとんどストリートファイターに頼っていること。
なんともSAKEROCKらしいMCに泣いている場合ではなかったです。
昨日のライブは泣いたり笑ったり本当に忙しかったなぁ。
アンコール、あの白いスーツで出てきた5人に泣いて、インストバンドからサケロックのテーマにまたやられて。そして「リクエストタイム」心残りにならないように「エメラルドミュージック」と「会社員」をもう1回ずつやり直して。なんて自由。
そして最後の挨拶。
ここにきてサケロックなんだという気持ちの準備をどうやってしたらいいのか…と言っていた卓史くんに「卓史くんや馨くんが抜けていた間もバンドとして時間を重ねてきたと思っている」という源ちゃんの言葉に泣きました。
私はSAKEROCK星野源が大好きだよ。そして形としてのSAKEROCKがこの世界から今はなくなったとしても、いつまでもSAKEROCK星野源だし5人が生きていれば、SAKEROCKは続いていくんだと思ってます。
同じ時間を重ねて生きていこう。
「次のライブはあの世で!」の源ちゃんの言葉。あの世が楽しみだね!
うっかり死んでしまってもSAKEROCKがあれば大丈夫の馨くんの言葉を抱えていこうと思ってます。

最後の「SAYONARA」で飛んできた金テープと降ってきた風船。風船抱えながら大泣きして聴いていたので、いまだに「SAYONAYA」を聴くとあの景色が浮かんできてしまう。涙とテープと白い風船とステージの5人。
そして気がつくと升席の中がすべて風船で埋め尽くされていて笑ってしまったこと。
ありがとう、SAKEROCK
大好きだよ。