「きいろいゾウ」と「さくら」

旅に出るときは必ず本(軽いから文庫本)を持っていくのですが、今回の上京のお供本は西加奈子さんの「きいろいゾウ」でした。以前、友達のブログで読んで購入していて何となく旅行に持って行こうと決めて積読しておいたものなのです。こういった時の勘はぴーんと当るもので、新幹線の中や開演待ちの劇場の中、駅のホームといろんな所で読み進めて1日目の夜には読了。
田舎で暮らす小説家の夫「ムコさん」と小学生の頃に周囲の動物や植物の会話が聞こえる「ツマさん」の、のんびりしながらも不思議な空気に囲まれた生活。ある日ツマさんを残して東京へ行ったムコさん。それはムコさんの背中に描かれた大きな鳥に関わることでした。
なんともいえない大きなパワーに満ち溢れた話でした。そして次の日には八重洲ブックセンターに飛び込んで「さくら」を購入。新幹線の中で泣きました。家だったらもっと泣いていただろうなー。

きいろいゾウ (小学館文庫)

きいろいゾウ (小学館文庫)

さくら (小学館文庫)

さくら (小学館文庫)

ちなみに「きいろいゾウ」に登場するすごく素敵な小学生の男の子の名前が「星野大地」。ちょっとニヤニヤしちゃいました。