もしもし下北沢

もしもし下北沢 (幻冬舎文庫)

もしもし下北沢 (幻冬舎文庫)

泊りで出かけて帰りに買った本。気になっていたので文庫化されて嬉しい。荷物は重いけど、本は必要。
タイトル通りに下北沢が舞台の小説。よしもとさんの小説には「死」が近くにあるものが多い気がするのだけど決して不快ではないです。死は常に私と隣り合わせなんだよといったのは村上春樹さんだっけ。とにかくいつ何時ふっと死の方向にかたんと体が進行を変えてしまうかは誰も分からない。だからこそ毎日が大切で愛しいのだと思います。
とはいうものの、新谷くんはちょっと気の毒だなぁ。