「ツグノフの森」

5月5日、大阪伊丹にあるアイホールにてマチネを観劇。
内容に触れていますので下に隠します。

震災により大地は横滑りをし、あちこちの土地がいろんな所に移動してしまった。
巨大化した「ツグノフの森」に住む画家。
昏睡に陥る女性。謎の動物を飼う男。柿の木の下に埋めた何かを探す姉弟
やくざに自衛隊の男。

進みそうで進まない話で、観ている間に頭が痛くなってしまいました。
なんだか不思議な話だなぁと思っていたのですが、http://www.g2produce.com/other/tgnf/から飛べるG2さんのインタビューを読んで納得した部分がありました。

舞城王太郎さんの小説に「好き好き大好き超愛してる」というのがあるんですが、これがすごく面白くて。オムニバス方式で、物語の間に違った話が入って来るんですが、でも一字一句、次が読みたくて仕方ないんですよ。舞城さんをすごく意識してます。勝てたらいいなと思います。*1

なるほど、舞城さんか。実は舞城さんを読むと必ず頭痛がするのです。これは本当の話。
なので、舞城さんを意識したというのは成功しているかも。私の舞城さんアンテナが反応したんだと思いましたよ。
そういったコンセプトならああいった作りもありなんだなと、あっさり思ってしまう私は単純かも。

なにせ仁ちゃんがかわいらしくて仕方がない。そして転球さんや久ヶ沢が面白かった。
兄さんカミカミだったけど。

*1:三鷹市芸術文化振興財団HP内、星のホールページから用