「歌姫」

東京セレソンDX「歌姫」千秋楽を観てきました。思えば2005年にとあるきっかけで観た「ぴえろ」。小劇場でのお芝居がほとんど未経験だったのと、あのぐっとくる話に涙をほろほろ流して「うおー!」と即ファンクラブに入会してから、毎回東京や大阪まで観に行っている劇団です。
今回の「歌姫」は3回目の再演で2006年の12月にはスポンサー向けの上演にファンクラブ会員限定で「ご招待」という太っ腹な計らいで観ています。今回の公演はいろんな方の口コミで、後半に一気にチケットが売れたそうです。会場はギチギチでした。
恒例の役者が出てきてミニコントっぽく行う「上演に先立つ注意事項」も今回は主催宅間さんがおかんの格好で登場。は、初めて見たかも(笑)。
内容はベタだと思います。なんのてらいもなくストレート。だけど、男気とか1人の人をずっと思い続ける気持ちとか、心をぐわんぐわん鷲掴みにしてくるのです。今回は2回目にも関わらず、大笑いしてしくしく泣いてしまいましたよ。特に阿南さんという女優さんは好きだ。はちきん*1な女性がかわいらしく、思わず気持ちが入ってしまう。
劇団自体があったかい。終演後、ロビーで挨拶する役者さんたち。いつも「ありがとうございました!」しか言えないのですが、本当にありがとうっていう気持ちになるからそれだけでいいのかも。
次回公演は年末です。

*1:高知弁で「気の強い女性」